水力発電事業をはじめとして、水道事業や工業用水道事業を運営するためには、森林が持つ水源涵養 (かんよう) 機能を高め、河川流量の安定化を図る必要があります。
水源涵養 (かんよう) 機能とは
森林に降った雨や雪などの降水は、すぐに森林から流れ出ることはなく、地中 (土壌) に浸透し、地下水となりゆっくりと流れ出ます。このため、洪水や渇水が緩和されたり、澄んだ美しい水を私たちに供給してくれます。この働きのことを「水源涵養 (かんよう) 機能」と呼び、森林は「緑のダム (天然のダム)」とも呼ばれています。